Aven Colony

Aven Primeという架空の惑星上にコロニーを建設するというSF系建設ゲームです。
2017年に発売され、その時に買ったものの、けっこう難しい印象でした。というか、すぐ食べ物が足りなくなる。自分がヘボいという自覚はありますが、これはひょっとして難しいゲームなのでは…と思って、しばらく置いてありました。
何か月かしてからやってみたら、かなり印象が変わっていて、アップデートで変わったのかもしれませんが、進めやすくなった感じがしました。しかし本気でやり始めたのはごく最近です。

GOGに "Pretty, but not much to it"（きれいだけどやることがあまりない）というレビューがあって笑ってしまいましたが、たしかに当たってる一面はある。
ただ、やること自体はけっこうあります。特にある程度開発が進むと（難度にもよると思いますが）いろんな災害が頻繁に襲ってくるので忙しい。
レビューの人が言ってるのは、建物にバリエーションが少ないということです。それはある。
特に、ある程度順調に進むと使いみちのない建物が多いです。
そのマップで一度ティアを上げてしまうと低ティアの建物を建てる意味がない（建設時のナナイト（建材）が増えるだけで労働者数や消費電力は変わらないし）。農場と温室がありますが、農場は冬の収穫がゼロのため、ナナイトが少ない初期を除いて建てる意味がない。空気を浄化するインテイカーも、あとになるとエアフィルターしか作らないので必要ない。
という感じ。
そもそもそれぞれのマップ自体はそんなに大きくないので、一つのマップを大きく成長させるというゲームではありません。
また、マップそのものは固定です。ランダムに地形が作成されたりはしません。
でもキャンペーンのテンポがわりといいので次々に違うマップに移動していくため、私にはけっこう楽しめると感じました。ストーリーがわりとベタなSFっぽくて楽しいので日本語がないのは残念。
キャンペーンのマップが9つ、チャレンジマップが4つほどあり、さらにそれぞれをサンドボックスとして遊べるんですが、サンドボックスのみのマップも1つか2つあるような。
細かいイベントは災害のほかに、エクスペディションセンターを建てるとコロニー周囲にエクスペディション船を飛ばすことができ、たぶん無限にいろんなポイントがわいてくるのでわりと楽しめます。

でもちょっと物足りないかなーというところはいくつかあって、その一つは牧畜ができないことです。
農業が植物しかないんですよね。未来という設定なので未来人はみんなベジタリアンなのかというと、サンドワームの肉を食べる話がちらっと出てくるので違うらしい。
難度を上げるとサンドワームが狩れたりして食べられるとか？
魚も泳いでいるし↓

釣りとか養殖とかできてもいいように思いますけど。

あと、コロニー住人に性格がなく、みんな同じ。
そんなに一人ひとり観察している暇はないのでたいして気にはなりませんが。
それと、コロニー住人が家族を作ったりもしないようです。
このゲーム自体、「この星に移住する足がかりのコロニーを作る」という感じらしいので、そこまでは考えないということかもしれません。

それから、「サーベイランスモード」という、コロニーの一部を監視カメラから見ているっぽい視点で見られるモードがあるんですが、これにあまり意味がない。
せめてコロニーの屋根の中を見られたらな…。

私はとりあえず、キャンペーン5つ目のTenari Glacierまでクリアしました。
名前の通り氷河っぽい。
難度はずっとノーマルなんですが、ここでちょっと時間がかかったのは、ここのメインミッションが「住人の幸福度を高く保つ」というものだったからです。
こういうの苦手なんですよね…。たぶん要領が悪いからだと思いますが。または単にケチだから。
たぶん、住居建物の近くに娯楽系の建物をがんがん建てまくれば上がるんです。
ただ、このマップにはちょっと隠し要素みたいなのがあって、【ネタバレ】になりますが、

といって隠さないんですけど、
このマップの中にアーティファクトがあり、これを発動させると幸福度が爆上がりするんです。
実際にはこれはこのタスクをクリアしたあとで見つけるべきものらしいんですが（あとから出てくるタスクがあらかじめクリアされていても報酬はもらえます）。

ということに気づく前の話ですが、それにしてもなかなか幸福にならないなーと思ってチェック。
これは左下の歯車のアイコンとか、人口のメーターのところとかをクリックすると出てくる画面です。
タブ切り替えになっていて、たぶんどこを押しても同じウィンドウが出ます。
これは上から2つ目のタブで、全体の幸福度が見られます。
4つ目のタブで、コロニー住人全員のデータが見られます。

モラールで並べ替えたら17とかありえない数字に。
よく見たら健康度が悪くて、疫病に感染しているというとてもシャレにならない事態になっていました。
赤い注意書きが出てないのでもうみんな治ったかと思ってた。
そもそも疫病はターレットが充実していたら感染までいかないはずなんですけど、ここでもケチが発動しています。

ちなみに右に出ている怒り顔の付いたウィンドウは個人ウィンドウで、この顔マークのタブを出す時に、その時の気分に応じて音声のセリフが流れます。
今は病気なので、「なんか気分が悪いんですよ…」みたいなことを言うんですが、別の時、別の人が病気も流行っていないのに健康が低くて、なぜだろうとタブを切り替えたら「仲間が目の前で死んでいった… あんたを許さない…」みたいなことを言われて「ひーっ、ごめんなさいーっ」みたいになりました（プレイヤーはここの管理者という設定なので、プレイヤーを責めています）。
エクスペディションで死者が出たんですよね…。その人はその生き残りの怪我人だったようです…。そんな細かいところを作り込まれてると思わなくて、実際驚きました。ていうか、怪我人はしばらく病院で療養するとかしないんですかね？病院までのエアカールートは作っていたんですが、一向に治る様子がないので近所に病院を建てたら、いつのまにか彼はそこの職員になっていて笑ってしまいました。
そんな恨み言を言う人も、幸せになったらそんなことはすっかり忘れて「ここで暮らせてうれしいですよ」とか言ってくれます。

これの次のマップは一定時間内に決められた数まで人口を増やすというもので、苦手なタイプだと思ったので、練習がてら前のマップのサンドボックスをやっていたりします。
でもストーリーは気になるのでキャンペーンはできれば最後まで見たい。